ビチアモーレとは

起業することが目標だった私は、26歳の時に勤めていた会社を退職し、ハイブランド子供服の輸入ビジネスで独立しました。
ありがたい事にオープンして数ヶ月はとっても盛況。仕入れた商品は飛ぶように売れ、ユニークな店舗だった事もあり雑誌、TVにも取り上げられ、、、有頂天になっていました。

しかし、私の未熟さゆえに仕入れ元との関係が次第に悪化。最終的には取り扱いブランドの殆どが仕入れられない事態に陥りました。
他のブランドに切り替えて仕入れてみたものの、日本での認知度は低く私のセールス力も無く売上は激減。1年半を過ぎた頃、お店も閉店し解散することになりました。

目も当てられないほどの大失敗。
まさにドン底の状態。

私と同じ時期に会社を退職して独立した同期達は、順調に事業を大きく成長させていました。
その姿が羨ましくて。
こんな惨めな自分が恥ずかしく苦しくて・・・
失意の中、食べる事でしか精神を保てなくなってしまい気付けば80kgだった体重が120kgに！

色んな方からの励ましもあって、何とかもう一度やりなおそうとダイエットを決意し、そこで出会ったのがロードバイクでした。

今まで味わったことのない爽快感に夢中になり、1年もたたずに体重も元に戻りました。
誘われて出場したエンデューロやクリテリウム、ロードレースの魅力にも虜になった頃、この業界で仕事をしたい。この素晴らしいスポーツバイクという文化をもっと広げて盛り上げていきたいという思いが強くなってきました。

そこでまずは、小さい事務所を借りて海外から輸入したロードバイクやパーツのネット販売からスタートすることにしました。
前回の失敗の教訓を活かして仕入れ元との関係を大切にしたり、リスクをできるだけ抑えるスタイルで少しずつお客様も増えはじめた頃、こんな相談がありました。

「新しいロードバイクを買いたいけど、家のスペースが無くってもう置けないんだよね。今、うちにあるバイクを代わりに売ってもらえないかな？西さんの手数料は20%でどう？」

以前からお世話になってるお得意様。

「もちろん大丈夫ですよ！」

と即答しました。

よし、お店を出店しよう！
大切なロードバイクの買取のご依頼を受けるに相応しい場所でカッコ良くておしゃれなUSEDショップをやろう！
私と同じロードバイクを愛する人と人の架け橋となれるような場所(お店)を作ろう！

そこからトントン拍子に話が進み現在の芦屋店の場所でのオープンが決まりました。
ありがたいことにたくさんのお客様からご依頼とご支持を頂き、それに応じて少しずつスタッフや店舗が増え現在に至ります。