シクロクロスって知ってっか?
WRITTEN BYぎんちゃん blogこんにちは!南麻布店のかわちゃんです。
いきなりではありますが「シクロクロス」ってご存知でしょうか?
各メーカーのバイクカタログを眺めていると、1台か2台ラインナップに並んでいることの多い「シクロクロスバイク」
▲実はグラベルバイクと似てるようで結構違う、シクロクロスバイク
なんとなく、太いタイヤが入って、悪路も走れて、ディスクブレーキで……っていう所までは、割とご存知なんじゃないかなぁと思います。
何度かこのブログでもロードレースの参戦レポートを投稿していますから、
自分が実業団チームのレーサーなのは知っている方もいるかなとは思いますが……
実は自分はシクロクロスレーサー「シクロクロッサー」なんです!!
ロードレースやクリテリウムも出ますが、実はメインで取り組んでいる競技は「シクロクロス」
このシクロクロスを端的に言えば、1周だいたい5分から10分くらいのコースを決められた時間を周回するレース。
コースはハードなグラベルから、舗装路や石畳、時には泥、走行不能な階段、沢登りは担いで走ったりと、バラエティに富んだシチュエーションを走るレースです。
このレースの魅力といえば何より「見ていて面白いこと」です。
コースやレースの性質上、ロードレースと違い集団で固まりづらく、
素人目に見ても「あの人がトップで2位の人があの人!」と、レースの状況がわかりやすい。
また、コースも限られた広さの公園等の中で作られるため、
1周回ってくる間に近くを何度も通るため声をかけやすく、応援もしやすいという特徴があります。
▲こんな長い階段がコースのこともある
コースは必ずしも公道封鎖が必要というわけではなく、限られた公園内でも開催可能というのもあり、お台場や幕張メッセなど、比較的アクセスしやすい場所で開催されることも少なくなく、足が運びやすいレースとも言えるでしょう。
▲千葉ポートタワー周辺で開催されるシクロクロス千葉はアクセスも良いコース
今年はコロナの関係で、少し状況は異なりますが、充実したケータリングも楽しみの一つでしょう。
参加する側としても、道具やバイクの機材差が出づらく、脚力だけではなかなか勝てず、かといってテクニックだけでも前に出ていくのは難しいレース。
ただ速度域が低く、失敗をして転んだとしても、グラベルという性質上、酷い怪我や、機材を壊してしまうことは少なく、思っていたよりも安全な競技ではないかなと思うんですね。
▲崖のような登りをよろよろ上ることも……
シクロクロスは、もともとロードレースのオフシーズンのトレーニング的な側面で成り立ってきた背景もあり、シーズンは秋口の9月末から、年をまたいで春先の3月第1週まで。
レースのクラスは実力別にC1~C4まで4カテゴリー、
その他年齢別のカテゴリーや、主催によっては初心者向けのクラスもあり、参加しやすい競技じゃないかなと思います。
というわけで、興味のある方は今週末、幕張メッセ近くの公園で開催される「幕張クロス」ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
自分も実はこのレース、C2のクラスに参戦しますので、もし、会場で見かけましたらねぎらっていただけたら幸いです!