チューブレスタイヤどうでしょう
WRITTEN BYぎんちゃん blogこんにちは、南麻布店の川ちゅんことメカニックの川崎です。
自粛生活、皆様いかがお過ごしでしょうか。
茶色い食事ばかりしていませんか?
私といえばすっかりJBCFのレースの予定も目途が立たず、
ここぞとばかりにポテトチップス食べてしまい、すっかり肥えてしまっている最近です。
さて今日はタイヤのお話――
チューブレスタイヤ、皆さん使ったことはありますか?
ジャイアントの完成車などでは最初からチューブレスタイヤがインストールされていたり、各メーカー、チューブレス対応のタイヤをラインナップするようになって、なかなか話題として耳にすることがあったりするのではないでしょうか?
ちなみに私もシクロクロスではチューブレスタイヤで戦っています。
VittoriaのTERRENOのドライとウェットをコンディションで使い分けています。
▲個人的にVittoriaの走りが好みというのもありますが…
軽いとか、パンクに強いとか、そういったイイ話をそれとなく聞いたことがあるとは思います。
まず、チューブレスタイヤのメリットとしては、当たり前ですが「チューブがない」ということ。
チューブは軽量チューブであっても60g程度はあります。
前後で120g、ホイールの外周でこれだけ軽くなるのですから、これはかなり走りの質が変わってきます。
これはタイヤが太くなればなるほどチューブも重たくなりますから
28Cタイヤで運用されている方などは、かなり恩恵を受けられるのではないでしょうか。
他にも「ヒステリシスロス」の低減なども見逃せない要素ですが、この話題はちょっとマニアックなので今日は割愛します。
それからパンクにも強いのも確かです。
意外に思うかもしれませんが、パンクの原因の半分以上は「リム打ち」と呼ばれる、道路の段差や穴ぼこで「ドスン!」とタイヤを潰してしまい、チューブに穴をあけてしまうパンクです。
チューブレスタイヤのは当然チューブが入っていませんから
リム打ちの心配はかなり少ないです。
ちなみに私がシクロクロスでチューブレスを使っている一番の理由が
この「リム打ちに強い」という側面だったりするのです。
▲シクロクロスではこういうコースを1.5気圧で走るのです!
仮にもし、何かを踏んでパンクしてしまっても、
チューブレスタイヤの場合は急激に空気が抜ける特性ではないので
微細なものの場合、多少はそのまま走ってしまうことも可能です。
修理もクリンチャータイヤと一緒で、異物を取り除いてチューブを入れれば大丈夫。
しかし、これだけメリットがありつつも、なかなかメジャーになり切れなかったのは、何かあるのでは?
そう、もちろんデメリットもあります。
まず、全体的にタイヤがはめにくいです。
それからホイールとタイヤの相性もあります。
相性が悪いとすぐに空気が抜けますし、そもそもキチンとタイヤがはまらない
(ビードがあがらない)こともあります。
それからチューブレスにチューブレスレディ、シーラントは入れるのかいれないのか……無数にあるホイールとタイヤの組み合わせ。
何が正義で何を信じたらいいのか……とにかくわかりづらい!
なので、初心者がいきなりチューブレスに手を出すのは、ちょーっとおすすめしづらいです。
相性が悪いと、疲れて何もかも嫌になってしまうことがあるかもしれません。
でも、やっぱりチューブレスタイヤ興味があるな……
そんな子羊たちへ南麻布店ではこんなものをご用意いたしました。
Shimano Ultegra WH-6800チューブレススターターセット!
なんとポン付けチューブレスセットです。
走りと運用に定評のあるIRCのFORMURA PRO 25Cタイヤは、ちゃんとビードも上がってますし、11速カセットスプロケット(11-28T)も取り付け済み。
ホイールもミントコンディションでエア漏れも問題なし!
11Sコンポに乗られてるあなたは車輪を外して入れ替えるだけ!
WH-6800のホイールは重量こそ凡庸なミドルグレードホイールですが
リムの作りも安定してますし、ブルべでも使用率高いオールラウンドスペック。
取り付けられているチューブレスバルブはバルブコアの外れないタイプですので
そこだけちょっと注意して検討いただけるといいかなと思います。
みんなで集まってのグループライドはちょっと我慢の毎日ですが、
そんな日々だからこそチューブレスデビューで、ちょっとした一人のライドにスパイスを。
今日ご紹介する一曲はPhil CollinsのYou Can’t Hurry Love「恋はあせらず」です。
オリジナルはシュープリームズのヒット曲で、いわゆるモータウンサウンドですが、やはりフィル・コリンズの歌う80’sカヴァーバージョンをチョイス。
……そういえば、Going Back To my Rootsでも80’sのカヴァーバージョンをチョイスしてましたね。
私の80’sサウンド好きっていうのがちょっと見えてしまう?
いやいや、でも洋楽が一番元気あったのはやはりこの時代なのではないでしょうか。
確かこの曲、化粧品のCMでも使われてましたし、彼の爽やかな歌声は耳にした方も多いのではないでしょうか。
明るいバウンシーな曲調は、この時期の小春日和にはピッタリではないでしょうか。
でも今はSTAY HOME!
恋だけでなく「ライドはあせらず」でどうでしょうか、ということで!