ブエルタ・ア・エスパーニャ2017 総合注目選手の紹介!
WRITTEN BYvalon_admin
blogこんにちは。芦屋店の黒木です。
いよいよ明日からブエルタ・ア・エスパーニャが開幕します。
「三大グランツールでブエルタが一番面白い」と最近よく言われていますが、
その理由としましては、
1.出場選手が豪華
2.山岳ステージ・激坂がたくさん
3.大味な運営・放送(先頭とのタイム表示が1分から一瞬で10秒になる)
4.情熱的な観客(裸で叫びながら追いかけてくる)
などなど、シーズン最後のグランツールとして、非常に魅力的なレースです。
そんなブエルタ・ア・エスパーニャですが、総合優勝予想が非常に難しいレースでもあります。
まず総合勢のスケジュールとして、大きく分けると
1.ツール・ド・フランス→ブエルタ・ア・エスパーニャ
2.ジロ・デ・イタリア→ブエルタ・ア・エスパーニャ
この2組に分かれます。
ツールスキップ組みは、ジロからツール・ド・ポローニュなどのステージレースで調整して、ブエルタ・ア・エスパーニャに挑みます。
ツール出場組みは、ツール後の疲労が気になります。
逆に、ツールがいい調整になる選手もいますので、一概にツール組みは疲弊しているとは言えないのが、難しいところです。
3週間のレースで調子が上がる選手もいれば、下がる選手もいますので、こればかりは選手も走ってみないと分らないようです。
これらを踏まえて、注目の選手をピックアップしたいと思います。
1.クリス・フルーム(チームスカイ)
ツールからのコンディションが厳しいところですが、是非グランツール2連覇を果たして欲しいです。
ツールをスキップし調子を上げてきているポエルスや、ディエゴ・ローザなど、
アシストの布陣は相変わらず豪華です。
来シーズンからオリカへの移籍が決まったニエベもツールに続き出場します。
2.ヴィンツェンツォ・ニバリ(バーレーンメリダ)
グランツール全てで総合優勝をした経験を持つニバリ。
山岳を含むステージレースだけでなく、クラシックなど様々なレースで活躍できるオールラウンダーです。
ツールをスキップし、ツール・ド・ポーランドなどに出場し、ブエルタに挑みます。
クライマーたちの調子次第では、厳しい勾配の山岳が多いブエルタはやや不利になるかもしれませんが、
ツールスキップ組みとして最も注目される選手です。
3.ファビオ・アル(アスタナ)
ツールは万全ではなかったアルですが、コースや経験からも大注目の選手です。
同じくアスタナの非常に注目されている若手のミゲル・アンゲル・ロペスも調子がよく、アスタナはダブルエースで挑みます。
ただしロペスに関しては、経験の面からも、グランツールを戦い抜けるかはやや気になります。
以上、順当に行けば、個人的優勝候補は上記の3選手です。
ただし、何が起こるかわからないブエルタ。
以下、コンディションや展開次第では優勝候補に挙げられる選手です。
4.イエーツ兄弟(オリカ・スコット)
ツールのヤングライダー賞を2年連続でそれぞれ獲得したイエーツ兄弟が、揃ってブエルタに出場します。
チャベスが怪我明けから成績が出せてないので、兄弟の特にツールをスキップしたアダムをエースとして
戦うことになると思われます。
しかし、総合を争える選手が3人もいるのはオリカにとって大きな強みに成り得ます。
チームとしては最も注目したいです。
5.ロマン・バルデ(AG2R)
本来は優勝候補筆頭なのですが、ツールの戦いぶりを見ると、相当疲弊しているのではと思ってしまいます。
コンディションが戻れば間違いなく優勝候補に挙がります。
6.アルベルト・コンタドール
ブエルタを最後に引退するとのことで、ゼッケン1をつけての出場です。
歴史にも記憶にも残るレーサーとして、最後の活躍を期待します。
7.クライスヴァイク(ロットNL)
昨年のジロで総合争いに加わった若いクライスヴァイクは、どこまで戦えるか注目です。
クライマー勢の調子が不透明な中、ビッグネームを食うチャンスです。
以上、総合注目選手をピックアップしてみました。
この他にもステージではデゲンコルブの活躍が大注目。
いろんな意味で見所たくさんのブエルタ・ア・エスパーニャ。
みなさんも是非、レース前にスタートリスト・注目選手を確認しみて下さい!