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ロードバイクのホイールバランスを解説!【BICIAMORE TV 】

WRITTEN BYayum blog

皆さん、こんにちは。
ビチアモーレ芦屋店メカニックのぎんじです。

本日は公式YouTubeチャンネル ビチアモTVより反響を頂いております
ホイールバランス」について、
動画+ちょっぴり解説したいと思います。
兎にも角にも、効果とやり方を知っていただくには動画が凄くいい感じですので、
下記を先ず見てください笑

https://youtu.be/kiiJyK7M1Cc

「見たよ!」という方は、動画+αの解説を見て、是非ホイールバランスを語れるようになってください笑

※動画制作に関しまして、芦屋店の私は1mmも関与しておりません。笑

□ホイールバランスって必要?

結論から申しますと、「ホイールの重心バランスはとった方が良い!」です。

なぜなら、YouTubeでも11分32秒から説明がありましたが、高速域での走行中には特に「圧倒的な安定感」を感じられること。
またバイクを安定して走らせることができると「大きな安心感」に繋がるからです。

車やバイクほどの高速域にスピードがならないため必要ないという意見もありますが、
下り坂などでは車やバイクと同じくらいスピードが出せる乗り物であること、またその場合には大変緻密な操作スキルが必要とされることなどから、必要と判断致します。

下り坂のコーナリングなど、タイヤ接地面も増え効果大、体感値も大。

⚪︎ホイールバランスって何?

10分57秒からの動画を見ていただくと一目瞭然。
先ずホイールの重心は、その構造上の理由から、回転中心(ハブ軸)とまったく同じになることは考えられません。
理想は、この2つを重ねてあげること。

このハブ軸とホイール全体の重心を近づけていく、重ねていく作業をすることで
ホイールバランス」を最適化できます。

例えば、車やバイク業界ではタイヤ交換後のホイールバランス施工が常識です。
なぜなら、スピードが増す(ホイールの回転が増す)と、
元々あった回転の中心(ハブの中心)とホイールの重心の差が大きくなり、
前後上下の振動へと変わるなど、
大変振動の多い乗り心地+操作の不安定感に襲われてしまうからです。
高速域での走行を当たり前に考える車業界では 、ホイールバランスは「常識」です。

□ホイールバランスのメリット、デメリット

先ずメリットを下にまとめてみました。

・走行時の違和感のある振動が大きく減少することで、疲労軽減の効果大。
・40km/h以上などの高速域で、不快な振動が減り、走行時のバイクの安定感が大きく増す。
・断続した振動がなくなることで、タイヤが均等に地面に設置し、コーナリング時などの安定感が増す。

→結果、様々シュチュエーションで乗りやすくなる。

ではデメリットについてです。

・数gの調整が必要なため、タイヤ交換時はもちろん、チューブ交換などでもバランスは変わる。
→タイヤ、チューブ交換時には毎度オモリを貼る再施工が必要。
・シーラント(液状タイプ)を使っているホイールには施工不可。
・タイヤ交換時などに併せてプロに依頼すると、都度工賃等が発生。ちょい高。

→ホイールバランスが整った状態を保つには、それなりの維持費も発生。自分の場合、手間もかかる。

などが上げられます。
タイヤ交換のたびに発生する工賃(平均1000円以上)などは、できるだけ押さえたいところですね。
なので、先ずは自分でバランス取りをやってみる価値はあるかと思います!
もし「ここぞというライド、レースのために。」とグレードアップを考えるなら、決戦仕様で
プロショップにお任せすることがオススメです♪

⚪︎ホイールバランス施工のプロとアマの違い。

どのように作業を進めるかという部分で、
リムに鉛を貼り、重心のバランスをとる。
のポイントは全く同じと言えるでしょう!!

最も簡単に、自分で挑戦できるやり方は動画で分かりやすく解説しておりますので、
是非是非参考に下さい!
安く、簡単に、機材勉強も兼ねてという勤勉家にはオススメな実践内容です♫

それではプロに頼むとどうなのか、具体的に何が違うのかの内容を説明致します。
タクリーノホイールバランス システムを導入されているショップさんを例にします。
→工具のみで5万以上という高嶺の花では御座いますが、一般販売もされています。

ポイントはこちら、

①より精度の高いバランス調整が可能。
②仕上がりの美しさ
③ホイールカラーに合わせた鉛シールの選択

などが上げられます。

例えば「精度の高さ」ですが、こちらはハブを保持する棒に、ゼロ抵抗を謳う
ベアリングを採用することで純粋にホイール重量のバランスを測れます。
また1g単位の測定用ウェイトを仕様することで、何gの鉛が必要かを適切に確認。
鉛のカット時には無駄を出しません。

などなど、まさに究極のホイールバランスといっても過言でない緻密な施工を求める場合には、こういった専用器具を使って行うプロに任せてみては如何でしょうか !

⚪︎ホイールバランス施工がオススメな人

①機材への知的探究心、好奇心が旺盛な方
→自分で先ずはホイールバランスをとってみることをオススメ。

②来年のツールド沖縄の下り坂(70km/hくらい出る)を安定して突っ込みたい方。
→レース前にレースに臨む機材でプロに依頼されることをオススメ。

③あまりバイク機材に詳しくない、週末ツーリングやたまに峠も行ってしまう、下りが苦手不安な方。
→周りの機材好きにこのブログ、YouTubeを見せ、やってもらうのがオススメ。おだてるついでにタクリーノも買って貰いましょう笑

⚪︎最後に。

ホイールバランスについてちょっぴり解説をさせていただきましたが、注意喚起も含め最後に一つ。
今やゴルフや釣竿など、様々なバランスを取れるオモリが発売されており、大変身近に挑戦できる機材アップグレードとなっております。
ですが、こちらも一つ間違えば大変危険な一面も。
もし粘着が弱くなっていたり、無理にオモリを重ねたりしていたものが、
高速回転しているホイールから飛んでいったとなれば大変です。。。
自己責任にはなりますが、おもり接着前には下地をしっかり脱脂するなどの工夫はお願いいたします!

と言っても多くのサイクリストにとって大きな効果を期待できるアップグレードに間違いありません。
是非参考に頂けますと幸いです♪
以上、ホイールバランスのお話でした。
ご拝読ありがとうございました。

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