ロードバイクフレームの選び方と素材別おすすめ10選
WRITTEN BYvalon_admin
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ロードバイクの楽しみ方の一つに、少しずつカスタマイズして組み替えていく事があると思います。中でもフレームの組み替えは一番大きなカスタマイズと言えるでしょう。
近年カーボンフレームが主流となりつつあり、ハイエンドモデルだと50万円以上のフレームも珍しくありません。
失敗したくないロードバイクフレーム選びに役立つ選び方とおすすめモデルをご紹介します。
初めてロードバイクフレームの組み替えを考えている人
とにかくお手頃にカーボンフレームに変えてみたい人
そんな方はぜひ参考にしてみてください!
1. ロードバイクをフレーム買いするメリット
ロードバイクを完成車で買うよりもコスト面では劣りますが、フレーム買いにしかないメリットもあります。
メリット1. 自分だけのオリジナルバイクを組める
ロードバイクに乗り慣れてくると、各パーツや見た目にもこだわりが湧いてくるものです。
フレームだけを買って好きなパーツと組み合わせることで、他の人とは一線を画したオリジナルバイクを組む事ができます。
メリット2. フレームだけ変えられる
既にパーツや完成車を持っている人は、フレームだけを組み替えることで、完成車で買うよりも安くハイエンドモデルのロードバイクを手に入れる事ができます。
ビチアモーレでは、ハイエンドモデルの中古フレームも多数取り扱っておりますのでお気軽にご相談ください。
メリット3. フレーム売り専用カラーがある
ロードバイクのラインナップでは、同じモデルのロードバイクだったとしても完成車とフレーム単品でのカラーが異なる場合があります。
ですので、完成車だと少し色が微妙…なんてことがあったとしても、フレーム単品であれば選択肢が増えることも。
このことから、こだわりのロードバイクを組み上げたい方には、フレーム買いがおすすめです。
2. ロードバイクフレームを選ぶポイント
ロードバイクフレームの選び方としては、まずは素材に目がいくと思いますが、その他にも抑えておきたいポイントがあるのでご紹介します。
選び方のポイント1. フレーム素材を選ぶ
ロードバイクフレーム選びで一番のポイントとなるのが素材です。近年カーボンフレームの人気が高いですが、その他の素材にもそれぞれ特徴やメリットがあるので、自分に合った素材を選びましょう。
カーボンフレーム
カーボンは釣竿やゴルフクラブのシャフトに使用されている素材で、軽くて強度もあり衝撃吸収性に優れています。
しかし、価格の面ではもっとも高く、ミドルクラス以上のロードバイクに採用される素材です。
重量の軽さが他の素材に比べて優れているため、プロが使用するフレームはほとんどがカーボンとなっています。
突起物などに強く当たってしまった場合など、カーボン特有の割れが見られることがありますが、局所的な修理が可能な点も他材質とは違うカーボンだからこそといえます。
レースで本格的に戦いたい方や、ヒルクライムで軽快に走りたい方におすすめできます。
アルフフレーム
アルミフレームの多くは入門用のロードバイクに採用されます。
アルミフレームは、衝撃吸収性こそカーボンやクロモリ素材には劣りますが、価格や重量のバランスに優れています。
また、カーボンほど繊細ではない為、普段使いや練習用のフレームとしておすすめできます。
もちろんレースでも十分使用可能です。
クロモリフレーム
クロモリフレームはカーボン、アルミに比べて重量の面では圧倒的に劣ります。
しかし、クロモリの細いフレームパイプには独特の魅力があり、根強いファンも存在します。
そして、フレームの強度も抜群な為、サビにさえ気をつけていれば長く使うことができます。
クロモリフレームは衝撃吸収能力にも長けており、独特のマイルドな乗り心地は一度体験すると忘れられません。
クロモリフレームは長く乗れて、乗り心地が良い為、週末のポタリングでゆったりと楽しむ人におすすめできます。
選び方のポイント2. フレーム形状を選ぶ
ロードバイクの乗り方によって、選ぶべきフレーム形状は異なります。ロードバイクのフレーム形状には大きく分けて2種類あり、それぞれに特徴があります。
それらについて解説していきましょう。
スローピング
スローピングと呼ばれる形状はロードバイクのフレームのトップチューブ部分(一番上のパイプ部分)が傾斜しています。傾斜することでフレームのサイズを小さくすることができるので、空気抵抗を減らし、重量を軽く仕上げられます。
また、トップチューブを傾斜させることで剛性を高くできるので、競技指向のフレームで採用されることが多いです。この為、レースに出ることを考えている方や、とにかく速く走りたいという方におすすめです。
ホリゾンタル
一方で、トップチューブが水平なもののことをホリゾンタルと呼ばれます。見た目がクラシックな印象で、好きな人にはたまらない形状です。
トップチューブが水平なことにより、フレームのサイズは大きくなってしまいます。
しかし、衝撃吸収の能力が高く、ロングライドなど乗り心地を重視するような乗り方をされる方におすすめです。
3. 素材別おすすめロードバイクフレーム10選
ここまでロードバイクフレームの選び方をご紹介してきましたが、実際におすすめできるロードバイクフレームを材質ごとに紹介します。
おすすめカーボンフレーム3選
Specialized – S-Works Venge(スペシャライズド – S-ワークス ヴェンジ)
参考価格:550,800円
サイズ:49、52、54、56
カラー:Satin Battleship/Cool Grey/Gloss Team Yellow/Edge Fade/Clean
S-Works Vengeは、エアロオールラウンドという位置付けのフレームです。
昨年のツール・ド・フランスでも区間優勝が5回と実力派お墨付き。
スプリントはもちろんですが、登りもそつなくこなしてくれるフレームなのでオールラウンドに活躍してくれます。
こんな人におすすめ
・平地での高い巡航性能が欲しい方
・平地だけでなくヒルクライムも一台でこなしたい方
LAPIERRE – XELIUS SL ULTIMATE(ラピエール – ゼリウス SL アルティメイト)
参考価格:¥389,000
サイズ:46、49、52、55
カラー:ブラック、ブルー、FDJ PINOT
チームグルパマ・FDJも使うこのロードバイクフレームは、LAPIERREが誇るフラッグシップモデルのロードバイクフレームです。
軽量性と剛性感に優れており、ヒルクライムでしっかりとした剛性感を感じながら登りたい人におすすめできるロードバイクフレームです。
こんな人におすすめ
・ヒルクライムをしたい方
・軽量かつ剛性感に優れるフレームが欲しい方
LOOK – 795 Blade RS(ルック – 795 ブレード RS)
参考価格:410,000円
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:プロチームホワイトグロッシー、プロチームブラックグロッシー、レッドグロッシー、メタリックブルーグロッシー
795 Blade RSは、革新的な機構により、フレームの剛性を保ったまま衝撃吸収性を従来よりも23%も低減させることに成功しました。衝撃吸収性の向上により、エアロロードバイクではなし得なかった乗り心地を実現しています。
ビビッドなカラーを入れたルック独特のカラーリングは目立つこと間違いなしです。
こんな人におすすめ
・攻撃的な走りをしたい方
・速さだけでなく洗練されたルックスが欲しい方
おすすめアルミフレーム3選
SPECIALIZED – Allez Sprint DSW Frameset Limited Edition(スペシャライズド – アレースプリント DSW フレームセット リミテッド・エディション)
参考価格:129,600円
サイズ:49、52、54、56
カラー:Gloss Cosmic Black/Chrome、Satin Black Ano/Gloss Graffiti Clean
SPECIALIZEDが誇る、ハイスペックアルミフレームAllez。溶接箇所を必要な部分にまとめることで、アルミフレームであることの強みを最大限発揮させました。
サイズごとに形状を最適化し、体格にあったフレームの強みを引き出すようにデザインされています。
カーボンフレームではないことを忘れてしまうほどに成熟された性能と、求めやすい価格で多くの人が満足できるロードバイクフレームとなっています。
こんな人におすすめ
・安価にレーススペックのバイクに乗りたい方
・平地でのキレのある加速感を求める方
cannondale – CAAD12(キャノンデール – CAAD12)
参考価格:125,000円
サイズ:44、48、50、52、54、56、58
カラー:全22色
cannondaleが誇る最高峰アルミロードバイクフレーム「CAAD12」
CAAD12は完成車ラインナップも用意されていますが、フレームセットでの販売では全22色のカラーを展開しています。
1100gを切るフレームはカーボンキラーと称されるほどの戦闘力を備えています。乗り味もアルミとは思えないほどしなやか。
サイズ展開も豊富なので、自分の体にあったベストサイズのフレームを手にすることができるでしょう。
こんな人におすすめ
・好みのカラーのバイクに乗りたい方
・ロードレースもポタリングも快適にこなしたい方
chinelli – EXPERIENCE(チネリ – エクスペリエンス)
参考価格:75,000円
サイズ:XXS (44) 、XS (47)、S (50)、M (53)、L (56)、XL (59)
カラー:レッドライト、エブリシング ターンズ グレイ
独特のデザインとカラーリングでおなじみのchinelli、そのchinelliが長年ラインナップし続けているモデルが「EXPERIENCE」です。
お手軽なフレーム価格と目立つデザイン。そして質実剛健なその走りは低価格なフレームであることを忘れます。
こんな人におすすめ
・オシャレなバイクで人と差をつけたい方
・低コストでフレームから組んでみたい方
おすすめクロモリフレーム2選
GIOS – SETTANTA(ジオス – セッタンタ)
参考価格:258,000円
サイズ:48、50、52、54
カラー:GIOSブルー
GIOSと言えばこの細身のクロモリフレームに、このブルーのカラーというほど昔からデザインが変わっていません。
しかし、その根強い人気は未だ衰えを知りません。
クロモリフレームであるものの、このSETTANAはレーシングスペックを誇っています。クリテリウムなどのフレーム重量が結果に大きく影響しないようなレースであればその実力を発揮してくれるでしょう。
こんな人におすすめ
・GIOSブルーに惚れ込んだ方
・クロモリフレームでレースに出たい方
DE ROSA – NUOVO CLASSICO(デローザ – ヌーヴォ クラシコ)
参考価格:480,000円(フォーク別売)
サイズ:47-57(1cm刻み)
カラー:Black Stardust、Blue Chrome Glossy、Red Chrome Glossy
特徴的なハートのブランドロゴでおなじみのDE ROSA。
「NUOVO CLASSICO」は細部まで丁寧に仕上げられた塗装とメッキパーツが煌びやかに輝きます。
フレームサイズも47サイズから57サイズまでで1cm刻みでオーダーすることができるため、一生付き合っていく相棒として活躍してくれます。
イタリアの丁寧なものづくりの世界に触れることができる、そんなフレームがNUOVO CLASSICOです。
こんな人におすすめ
・じっくりとクロモリフレームの乗り味を楽しみたい方
・細部まで仕上げられた技に酔いしれたい方
素材による乗り味を楽しもう
ロードバイクのフレームの素材とおすすめのフレームを紹介してきました。
どの素材が優れているというわけではなく、それぞれの材質ごとに特徴があります。
その乗り味を楽しんだり、特徴を活かすような乗り方ができればより一層ロードバイクライフを充実したものにできます。
新しくロードバイクのフレームを購入する際には、この記事を参考にして自分にあったロードバイクフレームを選んでくださいね!