初夏の浜名湖を往くサイクリング
WRITTEN BYぎんちゃん blogロードバイク、かつては一般的にロードレーサーと呼ばれていたこともあり、
自転車競技の機材として生まれてきた乗り物。
より速く、より遠くへという人類永遠の目的に合致したキャラクターはやがて、レース目的以外の用途でも受け入れられ、今ではレースには出ないけれど……
という方でもロードバイクを満喫している方も多いのではないでしょうか。
普段このブログではレースレポートばかりな自分ですが、
今日は久しぶりに「レースと全く関係ない」気ままなレジャーとしてのサイクリング。
静岡県は浜名湖周辺をサイクリングしてまいりました。
とはいえ、サイクリングすると言っても全く土地勘はございません。
そもそも「浜名湖周辺って、あまり行ったことないし走ってみたいなぁ」という程度の興味でしたから、道なんかも全然知りません。
そんな自分が参考にしたのは自分も昨年ガイドに協力しました、ツールドニッポンさんの「サイクルボール」のサイクリングコース。
ちょうど浜名湖のモデルコースがあり、親切なことにRide With GPSのルートのデータもあります。
なんとなくどのあたりをどういう風に走るのか目を通して、あとはPCからGPSルートのデータをサイクルコンピューターへインポート。
私の使っているサイクルコンピューターWahoo Element BOLTは、ルートをガイドしてくれるので、これで現地に行って走るだけです。
グルメが好きな方はついでに食事の計画なんかも立ててもいいかもしれません。
スタートはJR東海道線の鷲津駅から。
私は電車輪行ではなく、いすゞ輪行ですから近隣のコインパーキングからのスタートです。
ルートは基本的に反時計回りに浜名湖沿岸を舐めるように1周、おおよそ120㎞。
だいたい6~8時間と考えてもらえれば良いのではないでしょうか。
やはりその道のプロが作成したルートですので、見どころや補給・休憩ポイントが適度にあるのはもちろんですが、道路も主要幹道などの、交通量の多い道は基本的に避けられており、路側帯も広く舗装の綺麗な快走路が多く、純粋にサイクリングを楽しめるルートと言えるもの。
この日は梅雨の中休みというのもあり、天気も思いのほか好天で日焼け止めを使えばよかったなと後悔するほどでした。
中でもいくつかピックアップする印象深いポイントといえば――
「道の駅潮見坂」
・ルートをスタートして比較的すぐにある、最初の景勝ポイント。
この道の駅の手前で太平洋を一望できる景色が楽しめる下り坂は、まさに圧巻の景色。
海沿いなので砂が浮いており、スリップには気を付けて。
「舘山寺温泉」
・ルートの前半戦、浜名湖の北東湖岸にある温泉街。
自分も訪れるまで全く存在を知りませんでしたが、湖岸のサイクリングロードを流しながら到着すると
小さいながらも華やかな温泉街の雰囲気はなかなか楽しめます。
食事処やコンビニもあり、ここで休むのもよいでしょう。
私はコンビニでプロテインを飲みました。
「気賀関所」
・ルートの中間地点にあるランドマーク
浜名湖の北端に近い場所にあり、江戸時代に姫街道の関所として設置されていた施設。
私は写真を撮っただけにとどまりましたが、興味ある方はじっくり見学してもよいですね。
「みかん畑ヒルクライム」
・ルートの終盤に通過する三ケ日、すっかり足も疲れ切ったところに出てくるトドメのヒルクライム。
しかし、道路の舗装もよくヒルクライムと言っても、距離も勾配も苛烈なものではありません。
三ケ日といえば全国的に有名なみかんの産地ですが、そんなみかん畑を縫うように往くルートは、まさに浜名湖周辺でしか楽しめない素晴らしいシチュエーション。
ヒルクライム嫌いな私も思わず感嘆の声を上げてしまう、すばらしいルートです。
ぜひ、このヒルクライムを楽しめるくらいの脚力は備えておきたいところ。
と、さらっと話してはいますが、なかなかボリューミーなルートです。
獲得標高もたいしたものではないですが、ポタリングというよりは割とチャレンジに近いロングライドに入る部類かなと思います。
電車でも車でもアクセスしやすい場所なので、ぜひこのルート楽しんでみてはいかがでしょうか?
ちなみに、浜名湖のグルメといえばうなぎですが、今回はうなぎを食べていません…
そのほか、静岡エリアといえばハンバーグの「さわやか」も有名ですが、今回はスキップ。
今回自分がチョイスした静岡グルメといえば、少しカルトな「しずおか弁当店」のあみ焼き弁当です。
静岡市内のお店なので、全然浜名湖ではありませんが、豚焼肉とごはんという直球ストレートな佇まいはアンセム感ありますね。
「入り口で並びまくりのさわやかよりも、やっぱここはあみ焼き弁当っしょ」なんて、ちょっと食通ぶったことを言ったりすると、
なかなかイヤな奴感が出ていいかもしれませんよ?