安全快適なサイクルグローブの選び方とメーカー別おすすめ20選

ロードバイクのウェアを揃えていくうえで意外と忘れがちなのがグローブ。
もちろんグローブがなくてもロードバイクに乗ることはできますが、ロードバイクに乗るなら専用のグローブをしていたほうが、絶対に良いです。(決してウェア店の店員だから買わせようとしているのではなく！笑）
一言でグローブといっても様々な種類がありますので、一緒に見ていきましょう！

1. サイクルグローブを着用するメリット

街乗りなどではサイクルグローブを付けていると服装と合わない、買うのがもったいないなどサイクルグローブの購入を躊躇している方もいるかと思いますが、専用グローブをおすすめするのには理由があります。

1-1. グリップして操作性をあげる

ロードバイクと人は「サドル」「ペダル」「ハンドル」のたった三点で接しています。そのひとつに不備があるとバランスの1/3を失うことになります。
ハンドルをあやつることは乗る人の命をも左右することもある重要な操作。
汗で濡れたり、荒れた路面でも、良いグローブを使えば確実にハンドル操作に集中することができます。

1-2. 疲労軽減

ロードバイクで走っているとき、路面状況は目で見る視覚情報だけでなく、ハンドルからも手に伝わってくるものです。細かい振動は知らず知らずのうちに体力を奪っていきます。

特にロードバイクに乗りなれないうちは、上体を体幹で支えられずに腕に頼っている場合が多いので、路面からの突き上げはかなりのダメージになります。
そんなときに衝撃を吸収するパッドが入ったグローブなら、その振動を軽減して楽にハンドル操作ができます。

1-3. 手を保護する

細かい振動を手で受け続けると赤く腫れてしまったり、ひどいときは皮が破けてしまうときもあります。グローブを着用していればその心配はありません。

また、落車してしまったときに路面から手を守ってくれます。
ロードバイクはスピードが出る乗り物なので運良く擦り傷だけだったとしても傷が深くなってしまうこともしばしばあります。
そんなときに手が直接擦れずに守られることはその後の行動のためにも大きなメリットがあります。

また、強い日差しを受け続ける手を日焼けから守る役割もあります。

２. サイクルグローブの選び方

2-1.大きすぎないサイズを選ぼう

手にはめてみたら、握って手のひら側が余っていないか確認して見ましょう。
ダボダボになっていると本来のグリップを発揮できません。
手を開いたときに突っ張るような感覚があっても、握ってみるとちょうどいいこともあります。

2-2. 用途に合わせよう

素手感覚のダイレクトな操作感が良いときは薄手のもの、長距離を走るときはパッドがしっかりとしているものなど、どんな乗り方をするか想像して選んで見ましょう。
ロングライドの際はスマホを確認することもあります。ロンググローブはタッチパネルに対応しているかもチェックするポイントになります。

3. サイクルグローブの種類

3-1. ハーフグローブ

暖かい、ロードバイクのオンシーズンは基本的にハーフグローブを使います。
通気性のよいメッシュ素材をしようしたものが多いです。
パッドの有無は乗り方を考えて選ぶと良いでしょう。
レース向けのグローブはパッド薄いorない傾向にあり、エアロを意識したグローブも発売されています。
真夏は指先だけが黒くなる、いわゆる「グローブ焼け」に注意しましょう。

3-2. ロンググローブ

通勤や街乗りでは専用グローブではなく、普通の手袋を使っている人も多く見かけますが、寒い時期こそ専用グローブをおすすめします。また、夏用ロンググローブもあるのでハーフグローブより種類が多いです。

ここからはロンググローブの種類を詳しくご紹介します。

夏用薄手ロンググローブ

日焼けしないように薄手かつUVカットする素材でできたグローブ。女性で使用されている方が多いです。

春秋用ロンググローブ

薄手ですが、裏起毛しており春秋の肌寒い時期に大活躍します。インナーグローブを合わせて使えば初冬でも快適に使うことができます。

冬用ロンググローブ

本格的な防風機能を備えたグローブ。品質の高いグローブは中綿入りでもスムーズにシフト操作が可能です。GORE-TEXを使った全天候型は文字通り最強の防寒機能です。

レイングローブ(ネオプレーン)

ウエットスーツのような素材で、濡れても保温性とグリップ力が衰えません。
雨でも自転車通勤する方は持っておいても良いかもしれません。
全体的に種類が少ないサイクルグローブです。

4. サイクルグローブメーカー別おすすめ20選

PEARL iZUMi(パールイズミ)

レーシンググローブ

3780円
グリップ：★★★☆☆
通気性：★★★☆☆
見た目：★★☆☆☆
パールイズミは店頭ほかアマゾンなどでも手に入れることができ、有名なだけあって品質は安定しています。フィット感も無理がなく万人受けといえると思います。

ヒーターグローブ

24840円
グリップ：★★★☆☆
保温性：★★★★★
見た目：★★☆☆☆
グローブにヒーターが搭載された真冬用グローブ。ある意味究極の寒さ対策かと思います。
バッテリーがグローブに付属しており重量がすこし気になります。

SHIMANO(シマノ)

エスケープグローブ

4104円
グリップ：★★★☆☆
通気性：★★★★☆
見た目：★★★☆☆
固定バンドが横ではなく斜め上に向かって留めるタイプで、手首を曲げたときにもストレスがありません。豊富なカラーバリエーションも魅力です。

エクストリームウインターグローブ

6000円
グリップ：★★★☆☆
保温性：★★★★☆
見た目：★★★☆☆
インナーグローブが付属しており、二重構造になって保温性抜群の冬用グローブです。
人差し指と親指がスマートフォンのタッチパネルに対応しています。

KAPELMUUR(カペルミュール)

サイクルロンググローブ

5184円
グリップ：★★☆☆☆
保温性：★★☆☆☆
見た目：★★★★★
カペルミュールは落ち着いた大人なデザインでファンが多いメーカーです。こちらのサイクルグローブもロードバイクに乗るときはもちろん普段使いもできそうなデザインで人気が高いです。

サイクルグローブ　ネイビー×クリーム

4104円
グリップ：★★★★☆
通気性：★★★★☆
見た目：★★★★★
薄手のパッドとぴったりめにフィットするレーシングモデル。
大きくプリントされたロゴマークが品よくブランドアピールしてくれます。

Rapha(ラファ)

PROTEAM MITTS

9000円
グリップ：★★★★☆
通気性：★★★★★
見た目：★★★★★
薄手かつパッドも入っていないタイプですが、Raphaらしい無駄のないシンプルなデザインです。
非常に軽量でフィット感もよいですが、縫い目などの耐久性にやや難ありなのが残念なポイントです。

Deep Winter Gloves

23000円
グリップ：★★★★☆
保温性：★★★★★
見た目：★★★★★
out dryという防水透湿素材を使った、あらゆる天候に対応する厳冬期の使用にも耐えうるグローブです。冬ウェアは暗い色が多いですが、このグローブはピンクなど派手な色があります。

SPECIALIZED(スペシャライズド)

body geometry gel glove

4860円
グリップ：★★★☆☆
通気性：★★★★★
見た目：★★★☆☆
ブロックのようなゲルパッドが手のひらに配置されていて、衝撃に対する性能が高いです。
メッシュ地の手の甲は通気性が高く蒸れません。

body geometry grail glove

4320円
グリップ：★★★☆☆
通気性：★★★★★
見た目：★★★☆☆
手のひらにできるくぼみをパッドによって埋めて平面にすることで、手の血流を改善ししびれが起きにくいグローブです。私も愛用中のおすすめグローブです。

intro(イントロ)

スティンガー4

4500円
グリップ：★★★★☆
通気性：★★★☆☆
見た目：★★☆☆☆
時間内に指定された長距離を走る「ブルベ」専用と謳う、パッドにかなりの重点をおいたモデル。
あらゆる場所にあるパッドがどんなハンドル位置で握っても効果を発揮します。

ソルジャー2

4860円
グリップ：★★★★☆
通気性：★★★★★
見た目：★★★☆☆
スティンガー4とは逆にパッドが入っていないダイレクト感を重視したグローブ。
握ったときのことを考えた裁断で、高いフィット感を誇ります。

GORE BIKE WEAR(ゴアバイクウェア)

ゴアテックスサーモグローブ

10000円
グリップ：★★★★☆
保温性：★★★★★
見た目：★★★★★
防水透湿素材の雄「GORE-TEX」を使い、中綿で保温性も高めた高機能な一着。
非常にシンプルなデザインでどんなウェアにも合わせられます。

アーバングローブ

6000円
グリップ：★★★☆☆
保温性：★★★☆☆
見た目：★★★★☆
タッチパネル対応の薄手タイプで街なかに溶け込む落ち着いたデザインです。

reric(レリック)

ナイアド フィットグローブ

4644円
グリップ：★★★☆☆
通気性：★★★☆☆
見た目：★★★★☆
ジッパーやベルクロがなく手首まで高いフィット感でカバーするレリックのスタンダードモデル。
伸縮性の高いUVカットの素材を使用いるので、良いつけ心地で日焼けから手の甲を守ってくれます。

コルディナベントブロック ミディアムグローブ

6048円
グリップ：★★★★☆
保温性：★★★★☆
見た目：★★★★★
高い保温性と防風撥水機能を持ちながら、ごわつかないスマートな見た目が魅力なグローブです。
親指、人差し指、中指がタッチパネルに対応しています。

HIRZL(ハーツェル)

GRIPPP TOUR

7500円
グリップ：★★★★★
通気性：★★★★☆
見た目：★★★★☆
ロードバイクだけでなく様々なグローブを作っているブランドです。
グリップ部分にカンガルー皮を使用しているのが特徴で、しなやかかつ高いグリップ力があります。

FINGER JACKET

5076円
グリップ：★★★★☆
保温性：★★★★☆
見た目：★★★☆☆
グローブの上につけるオーバーグローブで、ロブスター型は外気に触れる面積を減らすことで
保温性を高めています。
見た目とは裏腹に薄手でシフト操作もしやすいです。

mont-bell(モンベル)

ウインドストッパーサイクルグローブ

5500円
グリップ：★★★☆☆
保温性：★★★★☆
見た目：★★★☆☆
WINDSTOPPERで覆われた薄手の春秋用のグローブです。
同社のインナーグローブと合わせて使うとより寒い時期まで対応可能になります。

サイクルハンドウォーマー

2900円
グリップ：☆☆☆☆☆
保温性：★★★★☆
見た目：★★☆☆☆
こちらもグローブの上からの着用するオーバーグローブです。
低価格なので、持っているグローブにプラスして手軽に寒さ対策ができます。