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鉄は一生モノ!マイロードバイク、マキエールの来歴をご紹介!

WRITTEN BY長谷川勇介 blog

こんにちは、南麻布店の早ぴっぴこと早川です。
以前、マイバイクをご紹介しましたが、その続きとしてバイクの来歴をお話ししようかなと。

このバイク、ウィリエール スーパーレッジェーラSLが自分のもとへやってきたのは、2016年8月3日。ばっちり日付まで覚えています(笑)
自分にとって初めてのロードバイク。それはもうウキウキでしたね。
買った当初は赤いフレームに、ブラックのアテナコンポでした。
やがてシルバーのアテナに付け替えて(性能は一切変わらないけど笑)、ホイールもロルフプリマを入れたりして、よりクラシック化を推進!
一張羅バイクとして、いろんなところへ走りに行きました。

そうして積算4万kmほど走った2019年9月ごろ、ふと気がつきます。
「あれ、ヒビが入ってる…?」
なんとフォーククラウンにクラックが。ここって自転車で一番頑丈な場所じゃないの?と思いつつ、この日を境に乗るのはやめました。
それからは別のバイク(デローザのスチール)に乗っていましたが、3年間乗ったバイクと違うフィーリングに戸惑いを感じたり。またウィリエールに乗りたい!という気持ちが次第に強くなっていきました。
「鉄バイクなんだから修理できるはず」と思い、1年ほど経った2020年10月ごろ修理することを決意。

▲クラックが…。


最初は都内の工房に当たってみましたが断られ、行きついたところが「macchi cycles(マッキサイクル)」です。
滋賀県にあるフレーム工房で、非常に手広くバイクの修理を受けてくれているのです。(アルミやカーボンまで!)
もちろんメインはオーダーバイクの製作。非常に相談しやすい上に値段も良心的ですよ!
そこにフォークの製作を依頼。さらにシートステー付け根にもクラックがあることが判明し、なんとフレームの後ろ三角も丸ごと差し換えという大手術に(笑)
コロンバスSLチューブでトラブルが起きたので、耐久性を重視してグレードを落としたコロンバス クロモールチューブでお願いしました。
余談ですが、バイクのグレードは高ければ良いというものではないですよ。ライダーへ最適化したのが一番デス。

▲また出品時と同様に撮影(笑)

そして待つこと5か月ほど、2021年3月に、出来上がったフレームが戻ってきました…!
修理するにあたって、リペイントも同時に依頼していました。
今までとは全く違う、自分の願望を思い切り書いたデザイン画の通りに出来上がり、満足!

▲願望モリモリの絵。なおBBシェルのメッキだしはやめたほうがいいと言われ断念。


ちなみに、マッキサイクルで直してもらったウィリエールなので、マキエールと呼んでいます(笑)
金額は相応にかかりました(特に塗装代)。それなりの新品完成車が買える程度には。

なぜそうまでしてこのバイクを修理したかというと、私の最初のロードバイクと一生涯付き合っていきたいと思ったからなんです。
鉄バイクは一生モノ。そんな謳い文句を本当にしたいなと。
色々なバイクを試して楽しんで、進化を続けるロードバイクを追っていくというライドライフこそ王道です。
しかし、いつまでも変わらぬ確たる設計まで行き着いたトラディショナルなスチールを末永く愛するというのも、時と共に特別感が増していく楽しみがあるというもの。それにエコですし。
そんな考え、USED店のビチアモ的には困りものでしょうがね(笑)

さて、次回はマキエールの組み上げについて書こうかと思います。
スチールバイクを組もうという方の参考にもなるかと。
麻布店、横浜店では毎週月曜日にスタッフが交代でブログをアップしています。
是非またご覧になってくださいね!^^

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