COLNAGO コルナゴの魅力について語る【ロードバイクの買取専門ビチアモーレ】
WRITTEN BY黒柳卓真
columnCOLNAGO、コルナゴ、こるなご・・・
こういうと魚の名前みたいですが(笑)、
コルナゴといえばピナレロと並ぶイタリアンブランド二大巨塔の一つ。
いつかは乗ってみたい憧れのブランドの一つ。
そしてビチアモーレでも大人気のブランドの一つでもあります。
こんにちは。ビチアモブロガーこと伊藤です。このビチアモブロガーっていう名前ダサいから社長に頼んで変えてもらおうかな…
コルナゴといえばなんとな~く高級ロードバイクの筆頭・走行性能よりも歴史とかデザイン性重視・おじさんの乗り物というイメージがありますが、個人的には「レーシングブランドとして、走行性能を最大限上げつつ、塗装といったルックスも妥協しないイタリア職人こだわりのブランド」というイメージが強いです。
実際、去年に引き続き今年のツール・ド・フランス優勝、マイヨ・ジョーヌも獲得したポガチャルが乗っているブランドでもあります。ブランド価値だけでなくプロユースにも耐えうる走行性能も抜群。今回の記事ではCOLNAGO コルナゴ の特徴からオススメのモデル、中古市場においての価値について余すことなく解説していきます!
- そもそもCOLNAGO コルナゴ ってどういうブランド?
- COLNAGO コルナゴ の特徴・強み・評判は?初心者向け?
- 中古市場でCOLNAGO コルナゴ ってどうなの?
- COLNAGO コルナゴ のオススメモデル7選
- 新しいロードバイクの購入を検討されている方に
そもそもCOLNAGO コルナゴ ってどういうブランド?
COLNAGO コルナゴはロードバイクの中でも最も歴史深いブランドの一つ。
創業60年を超える老舗ながら、未だにレースシーンの第一集団を走り続けているイタリアンブランドです。
また、モノコックフレーム全盛の近代ロードシーンにおいて、伝統的なラグフレームをトップモデルに据える・本気のクロモリフレームを生産し続けているという格調高い面もあります。
昨今のロードバイク開発においては、「○○g軽量化」「40kmTTにて前作より巡航速度○○km/h向上、○○W軽減」「重量剛性比○○%UP」といった科学的なアプローチがかなり重要視されていますが、COLNAGO コルナゴ はそういった無機質な数値上のデータよりも、純粋な「ロードバイクで走る楽しみ」を大事にしているブランドです。
だからと言って、他社と比べて走行性能が劣っているのかというと、全くそんなことはありません。実際2020・2021のツール・ド・フランスをCOLNAGO コルナゴ のバイクが2連覇(とてつもなくすごい!)を果たすなど、レースシーンにおいても勝ちまくっています。
身近な例でいえば、今でこそMERIDAのイメージが強いですが、あの新城幸也選手がかつてツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアでステージ入賞を果たした時に乗っていたのはCOLNAGOのバイクでした。
COLNAGO コルナゴ の特徴・強み・評判は?初心者向け?
創業60年・レースシーンの第一線を走り続けた伝統と歴史
COLNAGO コルナゴ が創業されたのは1954年。弟と一緒に「チクリ・コルナゴ」というイタリアの小さな工房からスタートしました。ロードバイクの車体がクロモリフレーム主流の頃、MASTER マスター をはじめとする高品質なクロモリフレームでレースシーンで数え切れないほどの勝ち星を獲得。カーボンフレーム全盛の時代の現代においても、ツール・ド・フランスをはじめとするトップレースの第一線を未だに走り続けています。
さらに創業者のエネルスト・コルナゴは80歳を超える高齢ながら、未だにフレームの最終チェックや設計・開発を自ら行うなど、その品質管理にも余念がありません。
伝統と歴史に裏打ちされた「ロードバイク」づくりを行っているメーカーです。
パマペイント社による芸術的なフレーム塗装
コルナゴの車体のうち、一部のトップモデルはイタリアによるパマペイント社による特別な塗装が施されています。それも、わざわざ完成した未塗装のフレームをイタリア本国まで持ち帰り、同社の職人たちにより一本一本丁寧なエアブラシ塗装を施すというこだわりよう。
その塗装技術は圧巻のひとこと。
自分も最初にコルナゴの車体を見たときは、「え、これ本当にロードバイクのフレーム?何かの芸術品ですか???」と衝撃を受けたのを覚えています。車体としての完成度が高いのはもちろん、「ロードバイクと共に在る生活」を彩る1ピースとして、あなたのロードバイクライフを一段階引き上げてくれること間違いなしです。
ハイクラスな車体が多め
コルナゴといえばエントリーグレードでも20万円~、トップモデルに至ってはフレーム定価60万オーバーのハイクラスな車体が多いのが特徴。特にトップモデルは一点一点職人による塗装やチェックが行われている点から、市場に出回っている数も少なく、ユーザー数はさほど多くありません。
その分希少性が高く、レース会場や普段のグループライドなどでCOLNAGO コルナゴ のバイクを見かけると目を惹かれてしまうほど。ブランド力という点では申し分ありません。
中古市場でCOLNAGO コルナゴってどうなの?
熱狂的なファンの多いブランド
コルナゴといえば、正規品のカーボンボトルケージを出品したところその翌日に速攻売り切れたり、バーテープまでわざわざコルナゴのもので揃えたりと熱狂的なファンが多いのも特徴の一つ。特に伝統的なラグフレームを採用している「Cシリーズ」(現行モデルはC64)は、サイクリストならいつかは乗ってみたい憧れのバイクの一つです。
そういった伝統的なラグフレームや芸術的なフレーム塗装、シンプルに「走る楽しみ」を追求するという正統派ロードバイクメーカーとしてのコルナゴの姿勢に共感を覚えるファンが多いです。
ビチアモーレでもコルナゴの買取はそこそこの頻度で入ってくるのですが、総じて状態が良く、前オーナーさんが大事に大事に乗られていたことがよく伝わってきます(いつもありがとうございます!)
旧ロゴデザインの車体は狙い目かも
コルナゴは2018年にロゴデザインが変わり、これまでのイタリックな文字体からゴシック体のようなマッシブなデザインに変わりました。
デザインに関しては賛否両論あるので何とも言えませんが、かつてのイタリックデザインのほうが美しいコルナゴのフレームデザインと似合っているので好き、という声もちらほら聞きます。
そのため旧モデルでも一定の需要がある(=高価買取できます。笑)というのが特徴。
また、ディスクブレーキがロードバイクにおいて主流の流れになりつつある中、昔馴染みのしなやかな乗り味・いつか乗りたい憧れのブランド・リムブレーキモデルの相場が全体的に落ちているということで、旧モデルやリムブレーキモデルの人気も未だに高いブランドです。
毎年のようにモデルチェンジを行う大手メーカーだと、1年程度でもすぐ型落ちになり大きく買取・販売相場が変わってしまうことが少なくないのですが、そこまで頻繁なモデルチェンジがないこともあり、あまりコルナゴは大きな価格変化が無い印象を受けます。
とはいえ、年数が経つにつれてどんどん旧ロゴのモデルで美品のものは減っていきます。出品されたら要チェックです。そしてCOLNAGO コルナゴのバイク・フレームをお持ちのあなた。買取お持ち込み、お待ちしてます(しつこい)
ビンテージフレームの価値も高い
通常20年30年前のモデルであれば、中古相場もほとんどなくなってしまうのが普通ですが、コルナゴであればそういったビンテージ・OLDフレームの価値もそこそこ高いのが特徴。
大切に扱っている人が多いのか、全体的にも美品が結構多いです。また、当時のチームカラーやレプリカカラーにはその希少性の高さからプレミアがつくことも。他のブランドでは考えにくいですが、これもコルナゴのブランド力の高さゆえでしょうね。
COLNAGO コルナゴ のオススメモデル7選
C64
プロレースの世界でも輝き続けてきたCOLNAGO コルナゴ のフラッグシップモデルがこのC64。COLNAGO コルナゴの伝統と歴史の集大成である「C」シリーズの最新作になります。
多くの場合、一体成型(モノコック)で製造されるカーボンフレームですが、C64 は継ぎ手(ラグ)とチューブをつないだラグフレーム構造が最大の特徴。
モノコックと比べ非常に手間がかかる構造でありながら、そのしなやかな乗り味は唯一無二のモノ。何十年もの間、頑なにラグフレームを貫いたCOLNAGO コルナゴの執念さえ感じるフレームワークが光ります。
ラグやカーボンチューブなど全てのフレーム部材をサイズ毎に用意するなど、「神は細部に宿る」とも言わんばかりのこだわりは流石イタリア職人といったところ。 D型のシートポストやシートチューブ、ラグフレームながらもほぼ完全なケーブル内装などエアロにも配慮しつつ、バイクの基礎たるハンドリング性能にも磨きをかけた、正統派ピュアレーシングマシンと言える一台です。
C60
C64の前モデルとして、かつてのフラッグシップモデルだったのがこのC59。
伝統的なカーボンラグとカーボンチューブを組み合わせたラグフレームの場合、どうしてもその構造上剛性と軽量性のバランスを持たせるのが難しいのですが、このC60はそれぞれのカーボンレイアップ・部品点数を見直すことでBB周りをボリュームアップ。ラグフレームながら、しっかりと踏み込みに反応してくれる剛性感あふれるフレームに仕上がっています。
塗装はエアブラシを使用し一点一点が手作業の、これまた手間のかかったペイント。 思わず唸ってしまう程のイタリアントリコロールの華麗な塗装は、まるで一つの芸術品のよう。 まさにイタリアを代表するブランド、コルナゴのフラグシップにこそ相応しい仕上がりとなっています。
V3-RS
COLNAGO コルナゴのオールラウンドレースバイクとしての一つの到達点がこのV3-RS。その運動性能の高さはツール・ド・フランス2020、2021で驚異の2連覇という圧倒的なリザルトが示しています。
ブレーキのオイルラインをコラムスペーサー内に導き、ケーブルのフル内装を可能に。無線/電動変速コンポーネントの場合は一切ケーブルが露出せずに組み上げることができ、エアロ性能の向上に大きく貢献。
また、ディスクブレーキとしてラインナップするにあたりフレーム形状とともにカーボンレイアップも最適化が図られ、前作であるV2-Rと比較してヘッド周辺で6%、リア三角周辺では12%の剛性向上を実現しつつも、前作比で45gもの軽量化を果たしています。まさに、レースに勝つための最適解と言えるバイク。
ポディウムの頂点を目指すシリアスレーサーにふさわしい一台に仕上がっています。
V2-R
今でこそV3-RSにモデルチェンジを果たしましたが、前モデルであるV2-Rも十分オススメのモデルです。
フレームの特徴としてはなによりオールラウンドバイクとしてのバランスの良さ。気流の乱れが発生しやすいとされるシートクランプをインテグレーテッドタイプとし、シートチューブ上部のボリュームを増やし流麗なディティールを醸し出しています。また、ダウンチューブやシートチューブ、フロントフォークに至るまでカムテール形状を採用することでエアロ性能を向上。
そこまでエアロ性能を追求しつつも、プロユースに耐えうるだけの剛性を落とさずフレーム重量は835g(塗装前・サイズ480s)と当時コルナゴ史上最軽量の逸品です。型落ちになった今でも、十分人気のあるモデル。お持ちの方は是非。
CONCEPT コンセプト
コルナゴより満を持して登場したエアロロードがこのCONCEPT コンセプト 。
NACA(アメリカ航空諮問委員会)のウインドシェイプ技術によって設計されたフレーム形状は、抜群の清流効果をもち平坦での巡航速度UPに大きく貢献します。
エアロロードといえば全体的に剛性が高く、特に縦剛性が高いため、ややとがった特性をもつ印象ですが、このコンセプトは見た目に反してしなやかな乗り味が特徴的。見た目の派手さの反面、優等生的な走りでなんでもこなせるオールラウンダーです。重量級の本格的なスプリンターにはやや不足と感じるかもしれませんが、ほとんどのライダーにはこちらの乗り味のほうが合っているのではないでしょうか。
また、専用品の多いエアロロードというジャンルにおいて、ブレーキはBB下でなくリアシートステータイプのダイレクトマウント、ステムやハンドルも汎用品が使えBBもシマノの提唱するPF86を採用するなど、メンテナンス性の高さも光る一台です。
MASTER マスター
カーボン素材のロードバイクが全盛期にある現代においても、未だに熱いファンの多いクロモリフレーム。かつてレースで一世を風靡したバイクながら、未だにコルナゴのラインナップに据えられ日々進化を遂げています。
コロンバスのパイプを使ったジルコフレームの乗り心地は極めて「しなやか」。疲れてきたロングライドの後半に、バイクがスッともう一押しを助けてくれるような一台です。
また、80年代、90年代のイタリア製時代のクロモリは、その希少性から中古相場でも価格が落ちにくいのも特徴。その細身でトラディショナルなフレームからは出される雰囲気や佇まいには、わかる人にはわかる、オトナの魅力を備えています。
まさに「マスター」としての名に恥じぬ傑作バイクです。
Arabesque アラベスク
コルナゴにおける、希少ヴィンテージバイクとして名高いのがこのArabesque アラベスク
もとはコルナゴ社創立30周年を記念して1983-84年に限定発売されたモデル。独特な装飾が施されたラグに加え、細部のディティールの至るところにこだわりが見受けられます。
現在は復刻版がラインナップされていますが、こちらの画像は1984年の当時物のバイク。40年前のバイクがここまで綺麗な状態で残っているのが信じられませんが、ラグ部分の非常に凝った造形や塗装を見れば確かに納得。
その姿はまさに、美術様式としての「Arabesque アラベスク 」の名にふさわしいといえるのではないでしょうか。
新しいロードバイクの購入を検討されている方に
いかがだったでしょうか?モノコックフレーム・大量生産全盛の現代において、ラグフレームをトップモデルに据え一本一本丁寧なエアブラシ塗装を施すCOLNAGO コルナゴはまさに憧れのブランド。
そのため、中古相場も高く高価買取が可能です。高額な車体だから希望の値段で売りたい!という方には、販売額を自分で決めて委託で販売する委託販売もお勧めです。
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フリマアプリやオークションサイトでの必要経費として、平均1割の販売手数料、梱包資材代、配送料金などが掛かります。場合によっては税金の申告が必要なケースも。
そのほか出品データの作成や、コメントのやり取りの手間、売れるまでの商品の保管、トラブルのリスクなどなど考えると、メリットばかりとは言い切れません。
ケースにもよりますが、高額な商品や大量の商品を抱えている場合は、プロショップに売却するほうが「結果的に費用対効果が良い」のは間違いありません。
★ビチアモの買い取りをご利用されたお客様のお声★
他のチェーン店のサイクルショップだと、事前の見積もりからどんどん粗を探されて減額になっていくのがストレスだが、ビチアモーレだと最初からずばっと買取額を出してくれるのがいい。スタッフがとにかくロードに詳しいのも安心なポイント。
都内在住 Y.Fさん 40代 男性
これまでは宅配買取を何度か利用していましたが、元町中華街に横浜店が出来たので、今はそちらに持ち込んでいます。要らなくなったコンポやパーツを下取りして貰って新たなバイクを買うなど、臨機応変な対応をして貰え、非常に助かっています。
横浜在住 A・Kさん 40代 男性
お世話になります。先日は有難うございました。
ロードバイクのパーツは重いしかさばるし、捨てようにも面倒でしたから、買取キットを自宅まで送って頂けるのは非常に助かりました。ついでにサイクルジャージも買い取って頂けました。また利用させていただきますので、よろしくお願いします。(いつかお店にも行ってみたいです!)
福岡在住 K.Oさん 20代 女性
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